ハゼは食べて美味しい釣って楽しい人気の魚です。そんなハゼのおすすめレシピ5選を、捌き方から調理の注意点まで詳しく解説して行きます。また、ハゼについての知識や旬の時期、入手方法もご紹介しますので、是非ご参考にしてください。
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ハゼってどんな魚?
ハゼは、スズキ目ハゼ亜目の魚です。世界各地に生息しています。海や汽水域、川などと広範囲です。日本でも、都市部の港や河口、川などに生息しているとても身近な魚です。ほとんどの種類が底生魚で水底に生息しています。腹鰭が吸盤状に変化していて、岩などに張り付くことができます。この特徴から流れのはやい場所でも留まることができます。プランクや甲殻類、小魚などを食べています。食用や釣りの対象魚として人気の魚です。
ハゼの種類
ハゼは、世界で約1400種類、日本では約500種類確認されています。中でも食用や釣りで馴染みのあるのは、マハゼという種類になります。他にもトビハゼムツゴロウや川に生息しているヨシノボリなどが有名です。
ハゼの旬はいつ?
ハゼの旬は秋と言われています。地域によって差はありますが、1年で1番油が乗っていて美味しいとされています。ですが、1年を通しても料理として美味しく楽しめる魚です。また、秋のハゼは体長も大きく調理しやすいでしょう。
ハゼの捌き方を順を追って解説
引用: Honda釣り倶楽部
ハゼの調理についてご紹介する前に、捌き方を順を追ってご紹介します。この魚の捌き方にはいくつかの種類がありますが、ここでは代表的な背開きについて解説します。
捌く前の準備
ハゼには、ぬるぬるとした粘液が体の周りについています。これがあると調理がしにくいので塩もみして、取り除きます。ハゼを塩と一緒にもみ込み、流水で洗います。これを数回繰り返すとぬめりと鱗も大まかに取ることが出来ます。ネットに入れて行うと鱗が取れやすいです。
ハゼの捌き方
ハゼの捌き方1 鱗取り
塩もみしても残ってしまったヒレの付近などの鱗を取り除きます。
ハゼの捌き方2 頭を切り落とす
腹と胸のヒレをなぞるように切って頭を落とします。
ハゼの捌き方3 内臓を取り出す
腹を切って内臓を取り出します。天ぷらなどで使用する時には腹は切らずに内臓を取り出します。この状態でも料理によっては使用します。ここで水洗いして鱗と内臓をながします。
ハゼの捌き方4 背を開く
頭から尾に向けて包丁を入れて背を開きます。お腹に指を添えて開くと皮一枚残して開けます。
ハゼの捌き方5 骨を取り除く
開いた状態から、骨を身からは切りはなします。この時も手を添えて包丁の位置を感じながら行うと身を多く残しながら骨を取り除けます。
ハゼの捌き方6 腹骨の処理
腹骨を取った方が食べやすくなります。包丁で切り取ることもできますが、キッチンペーパーや布で拭くことでも取り除けます。
ハゼのおすすめレシピ5選
ハゼの美味しい食べ方をご紹介します。その中でも、おすすめの5品を材料や調理のポイント、調理の方法を順を追って分かりやすく解説します。
ハゼのおすすめレシピ1 天ぷら
引用: Rakutenレシピ
ハゼの料理で一番有名なのは、天ぷらです。シンプルですが、ハゼのそのものの味を楽しめる調理方法です。白身のふっくら感と衣のパリパリ感の両方が楽しめます。
材料と調理のポイント
ハゼは背開きにしましょう。背骨を捕ってしまえば、そのまま調理できます。油で揚げる時に低温でじっくり上げれば小骨も柔らかくでき、食べやすいです。小型のハゼは、この食べ方が簡単です。
- 小麦粉
- 冷水
- 油
- 塩
作り方を順を追ってご紹介
- 下処理したハゼの頭と鱗、内臓を取ります
- キッチンペーパーで水気を取ります
- 冷水と小麦粉を混ぜハゼにつけます
- 油で揚げます
- 揚がったら塩をふって出来上がりです
ハゼのおすすめレシピ2 南蛮漬
引用: E・レシピ
材料と調理のポイント
- 小麦粉または片栗粉
- 油
- 野菜(玉ねぎ・ピーマン・ネギなど)
- 砂糖
- 醤油
- 酢
- みりん
- 唐辛子
作り方を順を追ってご紹介
- 下処理したハゼの頭と内臓を取ります
- 低温でゆっくり揚げて骨まで火を通しましょう
- 調味料とお好みの野菜を入れてさっと煮ます
- 揚げたハゼを煮汁に入れて馴染ませます
- 2~3日冷蔵庫で馴染ませて完成です
ハゼのおすすめレシピ3 甘露煮
引用: YAMAHA
小さなハゼでもこの方法なら食べることが出来ます。骨を取らずに調理するので、じっくり火を通して食べやすくしましょう。下焼きは軽くすれば十分です。煮込む際には焦げ付きやすいので注意しましょう。
材料と調理のポイント
- 酒
- みりん
- 酢
- 粉末出汁
- お茶
- 醤油
- 砂糖
作り方を順を追ってご紹介
- 下処理したハゼの頭と内臓を取り除く
- 水気を取ってグリルで軽く焼きます(約5分)
- 一日冷蔵庫で寝かせて乾燥させましょう
- 鍋に調味料を入れ沸騰したらハゼを入れて弱火でじっくり煮込みます
- 水分が飛んでとろみが出たら完成です。
ハゼのおすすめレシピ4 刺身
引用: cookpad
新鮮で大きなハゼが手に入ったら、是非挑戦したい調理方法です。今回は、氷水で締めてますが、締めなくても大丈夫です。肝も一緒に生で食べる方法もあるようです。
材料と調理のポイント
- ハゼ
- 氷水
作り方を順を追ってご紹介
- 下処理したハゼを三枚におろします
- 気になる方は小骨を抜き取りましょう
- 皮を削ぎ取る
- 氷水にさっと通して締めます
- 水気を取って盛り付けて完成です
ハゼのおすすめレシピ5 塩焼き
引用: cookpad
写真はトラハゼですが、シンプルに塩焼きはどうでしょうか。レモンをかけるとさっぱりとした味わいでおすすめです。
材料と調理のポイント
- ハゼ
- 塩
- レモン
作り方を順を追ってご紹介
- 下処理したハゼの内臓を取り除く
- ふり塩をしてグリルなどで焼く
- レモンを添えて盛り付けて完成です
ハゼを調理する時の注意点
とても簡単に調理できる魚ですが、調理するのあたって幾つか注意点があります。ここでは、是非知っておいた方がいい注意点をご紹介します。
ハゼには毒がある?
世界に多くの種類が生息しているハゼですが、中には、フグと同じテトロドトキシンという猛毒を持っているツムギハゼという種類がいます。このツムギハゼは日本にも生息しています。釣って調理する際には注意が必要です。
ハゼには寄生虫がいるかも?
養殖でない魚のほとんどに寄生虫がいる可能性があります。ハゼも例外ではありません。調理する時には、よく火を通すようにしてください。また、刺し身などの生で食べる際には、薄く調理するなどし、目で確認して取り除くようにしましょう。
ハゼの入手方法
ハゼを料理しようと思った時に、どこで手に入るかをご紹介します。スーパーなどであまり見かけないこの魚は、お店で売っているのでしょうか。他に入手方法があるのかもご紹介します。
ハゼはお店で売っている?
この魚を、スーパーなどで見たことがある方は少ないでしょう。ですが、ちゃんとお店でも売っています。海の近くのお店や、変わった食材も扱っているようなところでも購入できます。また、市場でも売っていますし、開きなどの奸物はネットなどでも購入できます。
ハゼを釣って捕まえよう
この魚は、都市部でも生息している魚です。手軽に釣ることが出来るのでファミリーフィッシングとしても楽しまれています。売っているお店を探すよりも、釣りに行った方が入手しやすいかもしれません。餌釣りがメインですが、最近では、ルアーで狙う釣りも登場しています。
ハゼを釣って食べて楽しもう
ハゼやハゼ料理についていろいろとご紹介しましたが、いかがでしょうか。ご紹介したように、この魚は、とても身近で、調理も簡単、とても美味しい魚です。手軽に釣ることが出来るので、釣りとしても人気です。もし興味を持たれたら、是非、釣って、調理して、楽しんでください。
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