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キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

旬の魚を味わおう!数釣りを狙う船からのシロギス釣りで船からのキス釣りをごご紹介しました。記事の中でもご紹介しましたが、釣果の中にはキス以外にも美味しい魚がいます。今回は、キス釣りで釣れる外道10種美味しく食べる方法をご紹介します。

ライターmanmal

釣った魚は自分で料理して振る舞うをモットーに関西で休日を中心に釣りをしています。釣果と腕はともかく釣り歴は長いです₍^^;。

そもそも釣りにおける外道とは?

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

釣りは決めたターゲットを狙って出かけることが多いですね。5種類以上の魚種を釣る五目釣りを目標にすることもありますが、船釣りの場合はターゲットが決まっていることが一般的です。ターゲットを決めている釣行で、ターゲット以外の魚種が釣れることも多々あります。それを釣り人は外道と呼びます。

外道とされる魚にも美味しい魚が多くいます。タイ釣りをしていて、ヒラメが釣れてもターゲットとは異なりますから外道は外道なのです。しかし、だれもがヒラメは持って帰ると思います。釣り人は、美味しい外道うれしい外道などとかってなことを言っています。

食べて美味しいシロギス釣りの外道たち

キス釣りは他の釣りと比べると外道の多い釣りです。そのほとんどが美味しく食べることができる魚です。その魚の特徴と、食べ方をご紹介します。

マコガレイ・メイタガレイ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

キス釣りの初期である5月下旬位にマコガレイ、メイタガレイが釣れることがあります。これは非常にうれしい外道美味しい外道です。ほとんどの釣り人が持って帰ります。潮どまりになって、キスのあたりが止まると、エサを房掛けにして狙い始める釣り人もいます。

調理法はご紹介するまでもなく、大型なら刺し身、小型~中型は煮付けや唐揚げにしましょう。家族にも喜ばれる美味しい外道です。

カサゴ(ガシラ)

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

日本各地の岩礁域に生息し、いろいろな釣り方で釣れる魚です。関西ではガシラと呼ばれています。頭が大きく、身が少ないため調理が面倒だと嫌う人もいますが、非常に美味しい魚です。防波堤などの穴釣りでも釣れますし、ロックフィッシングでもよく釣れます。船で専門に狙う人もいます。頭には鋭いとげをもち、エラや背びれも鋭くとがっていますので、つかむときには注意が必要です。

小型のものはリリースが推奨されますが、ハリを飲み込んでいたら死んでしまうので持ち帰りましょう。小型のものは唐揚げやみそ汁、中型以上は煮付け、唐揚げ、酢漬けなど。大型が釣れればぜひ刺し身で食べてほしい魚です。おすすめは、酢漬け。素焼きにしたカサゴを南蛮漬けの要領でスライス玉ねぎなどと一緒に甘酢漬けにします。何匹でも食べられます。

ベラ類

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

キス釣りでは外道としてキュウセンが多く釣れます。キュウセンはメスからオスに性転換する魚で、メスは赤みがかった体色をしているので赤ベラと呼ばれ、オスになると青みがかった体色になるので青ベラと呼ばれます。瀬戸内の各地では、キュウセンをギザミと呼び、専門に狙う釣り人も多いそうです。

煮付け、塩焼きで良く食べられており、うろこが小さく柔らかいので、うろこを取らず調理されることもあります。大型の雄、青ベラの刺身は絶品といい、居酒屋のメニューにもされています。キューセンも素焼きにして甘酢に付ける酢漬けは家庭料理として愛されています。

同じベラ科のホシササノハベラも、外道として釣れます。この魚は岩礁域に生息しており、キュウセンと比べるとうろこは固く、身は青臭さを持ちますが、塩焼き、煮付けで食べられます。

ガンゾウヒラメ・タマガンゾウヒラメ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介引用: 釣りのポイント

10~20センチメートルのタマガンゾウヒラメ、20~40センチメートルなるガンゾウヒラメの幼魚が釣れることがあります。瀬戸内海から四国、九州の沿岸に生息しています。

小型で身が薄いので、リリースする人も多いですが、干物や唐揚げにするとにすると骨まで食べられる魚です。中国地方の瀬戸内海側ではタマガンゾウビラメをしっかり干したものをデベラ、デビラと呼び、珍重されています。干して固くなり反り返ったデベラを木づちなどで平たくなるようにたたき、あぶって食べるとびっくりするほど美味しいお酒のあてです。

ネズミゴチ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

ネズッポ科の魚はネズミゴチをはじめとして、トビヌメリ、イトヒキヌメリなど何種類かの魚が外道として釣れることがあります。釣り人は、関西ではガッチョ、関東ではメゴチと総称して呼んでおり、ヌメリをもつので外道として嫌う人が多い魚です。

江戸前では、刺し身、てんぷらの高級食材とされています。南大阪地区では松葉型に開き唐揚げにして食べられており、魚屋などにも並びます。居酒屋でガッチョの唐揚げがメニューにあるとすぐに売り切れるとか。天ぷらや煮付けにしても美味しい魚です。

頭の後ろにトゲがありますので扱いに注意します。尻尾側から背びれをそぐように切り取りながら頭の後ろまで包丁を進めます。そこで中骨を切り、裏返して腹びれから頭のほうへ包丁を入れます。頭を持ってそのまま尾の方向へ引っ張ると上手に皮がむけます。

頭と、背びれ腹びれを落とし、中骨にそって包丁を入れます。頭を切り離し、3枚におろせば刺し身をつくれます。尾のところで切り離さず、中骨を切りとれば天ぷら、唐揚げの下ごしらえができます。揚げ物にすると松葉の形になるので松葉揚げと呼ばれます。家庭で料理するときは、中骨も残し、3枚葉の形にして唐揚げにすると、骨まで食べられます。

シログチ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

ニべ、シログチはグチと総称されているようです。どちらも浮き袋の構造的な理由から音を出すためグチと呼ばれ、イシモチという別名も持っています。本州以南の沿岸20~140メートルくらいの砂泥底に生息しています。

白く柔らかい身をもち、活きの良いものは刺し身、一般には塩焼きで食べられます。関東ではよく食べられていますが、関西ではあまり食べられておらず、多くの釣り人も外道として持ち帰らないようです。韓国では縁起の良い魚として干したシログチが良く食べられているそうです。

切り身で塩焼きにする場合は、水っぽくて身が柔らかい魚なので串を打って焼くと身が崩れません。多く釣れた時は、フードプロセッサーなどにかけ、自家製の練り物を作ってみましょう。かまぼこなどの練り物の高級食材とされています。

トラギス・クラカケトラギス

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

トラギス・クラカケトラギスはどちらも体にしま模様があるのでトラギスと総称されています。ネズッポ類とトラギスはキス釣りの外道としては必ずと言っていいほど顔を見ます。トラギスは赤みがかった派手な顔をし、全身にしま模様を持っています。クラガケトラギスは黒褐色のしま模様で、そのしま模様は少しYの字の形に見えます。

トラギス、トラハゼという呼称から、プロ野球ファンが阪神タイガースのマスコットの名前を取ってトラッキーと呼ぶ人がいます。クラカケトラギスは、しま模様がミッキーマウスのように見えるのでミッキーと呼ばれたりします。

どちらも白身で肉付きがよく非常に美味しく、煮漬け、てんぷらで食べられます。トラギスの好きな人はシロギスより美味しいともいいます。しかし、キス釣りでは外道とされ、持ち帰らない人も多い魚です。

エソ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

マエソ、ワニエソ、トカゲエソを総称してエソと呼んでいます。本州以南の浅海から100メートル前後の水深の砂泥底に生息しており小魚やカニ類、イソメ類などを食べています。キス釣りでは釣れたシロギスに食いついてくるフィッシュイーターです。エソに食いちぎられたキスや、キスを飲み込んだエソが上がってくると、釣り人は落胆します。

鋭い歯は持っていませんが、ざらざらとした口で、力が強い魚です。ハリから外す時も魚をつかむ道具で力を入れてつかみ、ニッパーなどで注意してハリを外しましょう。

エソの肉質は上質なので、かまぼこなど練り物の材料としては極上品です。家庭で食べるには小骨が多く、ミキサーでひいても骨があたります。漁師は、3枚におろし、骨切りをして一口大に切り、衣をつけて唐揚げにして食べるそうです。こう門から尾びれにかけては中骨だけですから、こう門あたりから下を切り取り塩焼きにすると食べられます。手間はかかりますが食ると美味しい魚です。

フグ類

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

サバフグ、ハリセンボン、ハコフグ、ショウサイフグなどのフグ類は、日本中の海にいます。釣りのエサを横取りする名人で、鋭い歯で仕掛けを切っていく厄介者として、釣り人からは嫌われている魚です。ハリにかかると、おなかを丸くふくらませて海から上がってる姿はかわいいと子供たちや女性には人気があります。

食用になる種類も多いのですが、毒を持っていますから調理免許がなければ調理できません。通常は釣れても持ち帰れない魚です。調理が可能なフグは、トラフグ以外でも刺し身や一夜干しで流通している種類もあります。ショウサイフグなどは安価で美味しいフグです。フグを専門に狙う船もあります。船長や、釣り宿の人が免許をもっており、釣れたフグをさばいてくれます。美味しい魚だからといって、くれぐれも素人が調理をしないようにしましょう。

キス釣りの外道として釣れた場合は、外道とされ、調理免許を持った人以外には海に帰されます。

ヒメオコゼ

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

赤みがかった木の葉のような小さな体をしていますので、ハオコゼという別名もあります。背ビレのとげには毒があり、刺されると2時間くらい痛みます。決して、手でつかまないようにしましょう。釣りあげたときは、釣り糸にぶら下げていると人にあたる危険性がありますから、甲板に置き、魚をつかむ器具でつかみ、ニッパーなどでハリを外します。

一般には食用にはされませんが、地方によってはトゲを切り、みそ汁に入れるそうです。カサゴなどと同じように美味しい出汁が出るそうです。残念ながら私も試したことはありません。この魚も海にお帰りを願う魚です。

まとめ 

キス釣りの外道10種と美味しい食べ方をご紹介

キス釣りに限らず、狙った魚種以外の魚が釣れることは多いものです。毒をもった魚も釣れることがありますので、注意は必要ですが、外道といわれる魚も食べられることが知ってもらえればうれしいです。次は、ぜひ持ち帰って食べてあげてくださいね。いただいた命、大切にしてあげましょう。

ライターmanmal

釣った魚は自分で料理して振る舞うをモットーに関西で休日を中心に釣りをしています。釣果と腕はともかく釣り歴は長いです₍^^;。

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