今回はショアでも使えるおすすめのタングステンジグを5選紹介します。タングステンを使うメリット、デメリットも解説しますので、ぜひご覧ください。
釣り歴10年以上。主にルアーでロックフィッシュ、シーバス、青物やってます。 釣るのも捌くのも食べるのも好き。 釣り以外にも筋トレやアウトドア全般も好きです。
タングステンジグとは
タングステンジグのタングステンとはスウェーデン語で「重い石」を意味する金属でレアメタルの一種です。ここ数年ジグでも使われるようになったタングステンですが、「熱に強い・硬い・重い」といった特徴があります。
- タングステンは熱に強い
- タングステンは硬い
- タングステンは重い
タングステンジグを使うメリット
ジグのシルエットを小さくすることができる
鉛のジグのみだと重いジグを使いたい場合にジグのサイズが大きくなってしまいますが、タングステンジグを使うことで同じ重さでも小さいシルエットのジグを選択することができるようになります。タングステンと鉛、いろいろな重さのジグを用意しておくことでベイトフィッシュに合わせてジグの選択の幅が広がることが最大のメリットだと思います。
魚種によってはあまり大きなサイズのメタルジグだと狙いにくいパターンもあるため、こういった場合にはタングステンが効いてきます。
飛距離が出る&逆風にも強い
シルエットが小さくて重いタングステンジグは、空中で受ける空気抵抗が小さいため鉛でできたメタルジグと比較するとより飛距離を出すことができます。より遠くに飛ばすことで釣果を伸ばす可能性も高まりますし、強風や逆風の場合でも比較的飛ばしやすいので扱いやすいです。
フォール(沈下速度)が早く、感度が高い
デメリットになることもありますが、タングステンジグは小さく重いシルエットのため沈下速度が早く、水中で素早くフォールします。水深の深いポイントや流れの早いポイントでは鉛のメタルジグと比べとても扱いやすく感度が高いため、手元にルアーや海中の状態がよく伝わってきます。
着底がわかりやすい
ショアジギングなどのメタルジグを使った釣りでは着底を把握することがとても重要なため、着底がわかりやすいタングステンジグは初心者にもとてもおすすめなジグだと言えるでしょう。タングステンジグで着底に慣れてから、鉛とタングステンを使い分けることで釣果アップにつながると思います。
タングステンジグを使うデメリット
沈下速度が早い
メリットと逆になってしまいますが、沈下速度が早いことがデメリットになってしまうこともあります。沈下速度が早いため、ルアーを早いテンポでしゃくったり動作させる必要があり、魚の活性が低い時や食いがしぶいときはもう少しねばってゆっくりと誘いたいと思うことがあると思いますが、こういった場合にはタングステンは適さないと思われます。
なので、ゆっくりフォールさせたい、スローなジャークで誘いたいといった場合は、鉛のメタルジグの方がいいと思います。
塗装が剥がれやすい
タングステンは硬いため、ジグ本体が曲がるなどはあまり経験がありませんが、硬さゆえ塗装が剥がれやすいといった特徴があります。各社からいろいろなタングステンジグが発売されているので、一概には言えませんが鉛製のメタルジグと比べると剥がれやすいと感じます。
価格が高い
これが一番のデメリットと言ってもいいかもしれませんが、タングステンジグは鉛のメタルジグと比べ、1.5〜2倍程度の価格差があります。根がかりがしやすいポイントではダイソージグや鉛のジグを使うことで、タングステンジグのロストは抑えたいところです。
ショアで使えるおすすめタングステンジグ5選
第1位 ダイワ(DAIWA) メタルジグ TGベイト SLJ(フック付き)
第1位はダイワのTGベイトです。「より小さいシルエットで重いジグを」というニーズに答えて作られたジグで、小さいベイトを捕食している青物や鯛、根魚などどんな魚にも効果的です。タングステンジグの中では圧倒的な人気で、ほとんどの釣り人が使っているジグだと思います。カラーはグリーンゴールドが一番おすすめで、どんなターゲットにも圧倒的に高い釣果を出してくれます。
第2位 メジャークラフト ジグパラTG
第2位はメジャークラフトのジグパラ タングステンです。コスパが高い商品を数々発売しているメジャークラフトですが、このタングステンジグも他社より安く導入しやすくなっています。ショアでもオフショアでも使えますし、定番カラーからライブベイトまで色が揃っていてさまざまなシーンで活躍します。
第3位 ジャッカル ラスパティーンTG
第3位はジャッカルのラスパティーンTGです。ラスパティーンTGは「絶妙なボディデザイン」で小さな見た目を保ったまま、適度に薄い形状となっています。TGベイトと似た形状・アクションなので、好みで選んでもいいかもしれません。
第4位 シマノ メタルショットTG

第4位はシマノのメタルショットTGです。メタルショットTGは3gからのラインナップで超小型のベイト、マイクロベイトパターンにもマッチするジグです。やや前よりのセンターバランス設計でジャーク後にドリフトを発生し、食いが渋い状況下でもリアクションバイトを誘発します。
第5位 クレイジーオーシャン オーシャンフラッシュTG
第5位はクレイジーオーシャンのオーシャンフラッシュTGです。クレイジーオーシャンのオーシャンフラッシュTGは左右非対称な形状でヒラヒラとしたフォールが特徴的で他のタングステンジグと違ったアクションを出すことができます。形状も他のジグと違い、タングステンジグの中ではスローアクションよりなジグとなっています。他のタングステンジグよりスローに誘い出したい時はこれがおすすめです。
タングステンジグで青物から底物まで狙おう
今回はショアから使えるおすすめのタングステンジグを紹介させていただきました。鉛のメタルジグよりも高価なため敬遠される方もいると思いますが、タックルボックスに一つ忍ばせておけば、逆風や暴風、激流や深場、マイクロベイトなどさまざまシーンで活躍するでしょう。
今回紹介したジグ以外にもまだまだタングステンジグは種類もありますし、これを機会に使ってみてはどうでしょうか。
釣り歴10年以上。主にルアーでロックフィッシュ、シーバス、青物やってます。 釣るのも捌くのも食べるのも好き。 釣り以外にも筋トレやアウトドア全般も好きです。
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