春告魚として知られるメバルですが、実は今の時期から良く釣れるとされる魚です。今回は、メバルの生態や釣り方、食べ方についてご紹介します。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
メバルをもらった!
最近サヨリ釣りにハマっている私です。堤防でのサイトフィッシングはお気軽で楽しいですね。
先週末もサヨリを釣っていたのですが、隣で釣りをしていたオジサマに「いる?」と声を掛けられました。驚いて顔を上げると、手に持っていらしたのはなんとメバル。食べたことが無かったので、喜んで頂きました。その時、ここでメバルも釣れるんだなぁと思ったと同時に自分でも釣りたくなったので、今回はメバルの釣り方について調べてみることにしました。
メバルの特徴・生態
メバルの旬
タイトルにもありますが、メバルの旬は春とされているので釣れる時期を春だと思っていました。調べてみると、メバルが良く釣れる時期は初冬から早春とされています。その理由は、メバルの産卵期が12月から2月のため、産卵を終えた個体から食欲が増して釣れやすくなるからです。その一方で、美味しい時期は春から秋にかけて、つまり良く食べて肥えた個体の味が極上ということですね。ただし、低めの海水温を好むために夏場は沖合の深場へ移動してしまうため、その時期に釣ろうとするなら船釣りが相応しいでしょう。
メバルは3種類いる
メバルの平均サイズは20センチ前後、最大で30センチで、日本では北海道南部から九州の広い地域に生息しています。漢字だと『眼張』と書き、その目が大きく張り出しているのが特徴的です。かつては1種類という認識でしたが、現在では大きく下記の3種類に分類されています。
- アカメバル
- シロメバル
- クロメバル
正確には胸ビレのスジの数を数や腹ビレの色や長さによって見分けるようですが、名前には見た目の色が現れていますね。私が先日頂いたのは、体表が黒っぽくやや緑がかっているところからすると、クロメバルのようです。それぞれ生息エリアが異なり、アカメバルは沿岸の岩礁帯、シロメバルは湾内の岩礁帯、クロメバルは磯や沖合の岩礁帯を好むとされています。某ゲームの色違いキャラクターのようで、ちょっとコンプしてみたくなりませんか?
また、主に岩手から北海道に生息する、エゾメバルという品種もいるようです。こちらも機会があれば釣ってみたい・食べてみたい魚ですね。
どうすれば釣れる?
それでは、ここからメバルの具体的な釣り方を検討していきましょう。
時間帯・ポイント
- 夜間:表層
- 日昼:中~低層
メバルは夜行性なので、夜のほうが活性が高くなって表層付近まで出てきます。そのため、夜間のメバリングが人気となっていますね。常夜灯の付近には小型が、より暗いエリアに大型がいるようです。
しかし日中のメバル釣りも見逃せません。日中のメバルは上からエサが降ってくるのを上を向いて待ちながら、中層から低層を漂います。大型はより深くにいるので、レンジを深めでキープ・アピールしやすい仕掛けを意識した方が良さそうですね。
メバルのベイト
メバルは自然界でプランクトンを主食としていますが、小魚や甲殻類も食べるとされています。
餌釣り
- ウキ釣り
- エビ撒き釣り
餌釣りでは、ゴカイやイソメなどを使ったウキ釣りや、活きた小エビを集魚に使うエビ撒き釣りがメジャーです。房総半島や三浦半島では、冬季にイワシを使った釣法もあるようです。
ルアー
- ワーム等
- ペンシル・ミノー・プラグ等
ルアーによるメバリングでは、小型・中型を狙うならワーム、大型を狙うなら沈むタイプのハードルアーが主に使用されています。ワームはアジングのものと似ていますが、比較するととわずかに重め・硬めという印象です。
また、ソルトフライを使用した釣りもあるようです。フライフィッシングは川の釣りのイメージだったので、かなり気になります!いつか挑戦してみたいです。
美味しい食べ方色々
メバルは脂が少なめで淡泊な白身魚です。市場価値もややお高めで料亭などでも使用される魚、美味しさも折り紙付きと言ったところでしょうか。
- 煮つけ
- 刺身
- 塩焼き・干物
- から揚げ
メバルと言えば、やはり煮つけが一番に思いつきますね。また、お刺身も食べてみたいところです。白身魚は釣った当日だとやや淡泊な味わいなので、下処理を済ませた切り身を一晩寝かせる方が、味わいが増すと思います。焼き魚としても合うようですね。特に干物は生干しが良いとのことなので、是非挑戦してみたいです。から揚げは小さめの個体が釣れて、丸ごと食べたい時にいいですね。
私は今回は煮つけにしました。煮魚の場合、私は砂糖と生姜を多めに入れて、味濃く甘辛く煮つけたものが好きです。煮つける際は身が崩れないように、魚自体を裏返すのではなく煮汁を回しかけて、さらに落し蓋をしてじっくりと味を含ませましょう。白いご飯に乗っけて食べるのを想像すると…よだれが出そうです。
メバル釣りにチャレンジしよう
調べれば調べるほど、自分でも釣りたくなってきました。餌釣りのアピール力もいいですし、ワームの手軽さも捨てがたいですね。次のターゲットに、皆さんもメバル釣りはいかがですか?
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
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