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流行の兆し、エギでのタコ釣り紹介

流行の兆し、エギでのタコ釣り紹介

最近エギングを嗜んでいる釣り人達がイカがさほど釣れないシーズン中注目されつつあるのがタコエギでのタコ釣りです。6月~8月に丁度いいサイズのタコがいて、堤防からでも数が釣れるので面白いですね。

今回はそんな流行の兆しがあるタコエギでのタコ釣りのご紹介をさせて頂きます。

釣り歴4年程の新米パパさん釣り人です。元板前なので、美味しい魚料理もご紹介いたします。

タコ釣り

では、最初にタコの生態について紐解いていきましょう。タコの動きや捕食方法、生態を知っていればそれだけ釣りにおけるアドバンテージになりえますので、しっかりと勉強していきましょう。

タコの生態

タコは全国的に広く分布しており、浅めの海底に岩の間やサンゴの中に住み着いています。タコは狭い場所や暗いところを好み、基本的に夜行性なので狩りの時間は夜が多いです。軟体動物で目のサイズが入るところであればどんな狭い場所にでも入ることができます。

餌は甲殻類と貝類、タコの口はとても丈夫で鋭さもあるクチバシのような形状をしていて、甲殻類はバリバリ食べますし、二枚貝などはタコの唾液に含まれる麻痺性の毒を用いてこじ開けて中身だけ食べてしまいます。

タコ自身とっても頭のいい生物でして、脳の数も9個あります。足一つ一つに脳があり、頭の部分にもシッカリ脳があります。とある水族館では水槽からタコが脱走し、他の水槽で魚を捕らえて食べた後に自分の水槽に戻るという事をしていて長期間完全犯罪をしていた事例もあります。

狙えるタコの種類

釣行に行く場所、時期によって異なりますが、基本的に6月~8月に狙えるのがマダコです。他にもイイダコ テナガタコ ミズダコなどの種類がありますが今回は割愛させて頂きます。

オススメ釣行時間

やはり夜行性と言うので夜中に釣行に出た方がよく釣れますし、朝マズメに近づくにつれ活発になってきます。夕マズメでもいいとは思いますが、やはり夜間よりは食いつきが悪い気がします。夜間の堤防釣りですので足元には十分気をつけて下さいね。

タコ釣りの装備

タコ釣り用のエギやタックルの紹介をしていきます。

タコ釣りタックル

ロッドはタコ専用の物もあります。もちろん専用の物を使うのが定石ですが、他にも代用として先の柔らかく、胴がシッカリしているロッドを使うのがいいです。

先が固いロッドですとアタリが取りずらいです。胴が強くないとタコエギを遠くまで飛ばせるパワーの不足やタコを釣り上げる為のパワーが足りなくなってしまいます。ジギングロッドやシーバスロッドで対応が可能で、長さは2~3mの長さが好ましいでしょう。

リールは使い慣れたスピニングリールでも大丈夫ですが、専用タックルを揃える場合はベイトリールをおすすめします。タコを強引に引き剥がすには強力なベイトタックルが適しています。

ラインはPEラインの1~1.5号を使い、リーダーはフロロカーボンの5~8号を1mほど使いましょう。

仕掛けはそのままエギングの様に結束してしまってもいいのですが、底を重点的に攻める為、根掛しにくいダウンショットという仕掛けもあります。ぜひ検索して真似てみてください。

タコエギ

タコエギはエギングで使う餌木によく似ている形状で、そこを攻めやすいように上向き方向だけに針がついている形です。ブレードが付いていたり、音が出るタイプもあります。このタコエギ本体に脂身が多い豚バラなどを巻き付けて投げている方もいますので、食いつきが悪いときはいい手かもしれません。

タコ釣りの方法や締め方

ここからは実際のタコエギによる釣行の際、攻め場所やアクション方法、かかった後の行動や釣り上げた後の締め方について解説していきます。

タコのいる場所

上記でお話ししたように、タコは夜行性です。今回は夜の釣行をシチュエーションとしたお話をさせて頂きます。

夜タコは狩りの為、巣穴から出てきています。基本的に海底から動かずに巣穴近くのカニなどの甲殻類と貝類を捕食しています。堤防近くに住み着いているタコは堤防に張り付いたりしている事も多いです。

攻め方としては遠くにシャストしてタコエギを底まで落とし、ズルズルと引いてくる方法で広い範囲をランガンしてください。もう一つは堤防近くに投げて誘う方法です。

アクション方法

一番簡単なのがキャストしてから着底後ズル引きです。ですがなるべくタコの気を引ける動かし方を習得しておく事で釣果がアップするかもしれません。

まずは、キャストして着底させてからズル引きをしていき、少し竿をシャクって下さい。シャクリもゆっくりふわっとしたシャクリが効果的です。シャクった後にしっかりフォールしましょう、フォール時にタコが抱きついてくるヒット方法が主でのすで何もしない状態もとっても大事です。ズル引き→シャクリ→余った糸の巻き取り→フォール→ズル引きがタコを釣る際の基本となりますので覚えておきましょう。

二つ目は堤防近くに投げる際、投げ込み位置は堤防から50㎝~80㎝ほど離した所に投げ入れましょう。着底したらその場でシャクリフォールを繰り返しましょう。堤防の近くの底ではなく、途中で張り付いている場合もありますので棚を変えながら行うのも吉です。

ヒットした時の対応

ヒットした後はゴリ巻きでOKですが、タコが海底や堤防に張り付いてしまって動かないときは無理にシャクったり巻かないでください、竿が折れてしまう事もありますのでラインを張った状態でタコが動き出すまで待ちましょう。

締め方

タコの締め方で一番簡単なのが内臓を現場で出してしまう事です生きたままクーラーボックス等に入れておくとちょっとした隙間からタコが脱走します。せっかく釣ったのにやるせなくなるのでシッカリ締めましょう。

  1. 平面になっている床面にタコを張り付かせて胴体を持ち上げます。
  2. 胴体をめくり上げ、胴体と足を繋ぐスジをナイフか包丁で切っていきます。
  3. 胴体が完全にめくり上げれる状態になると内臓が見えます。黒いのが墨袋なので切らないように気をつけて下さい。
  4. 内臓と胴体を繋ぐスジを切りながら、完全に内臓を取り除いて下さい。

これでタコが締まります。一杯ずつ袋に入れてからクーラーボックスに入れるとあまり汚さずに済みます。もし堤防に墨を吐かれてしまった。墨袋を破いて汚してしまったら、海水などで洗い流してから帰りましょうね。

お手軽オススメ料理

スーパーなどでタコを買おうとすると結構いいお値段しますよね。それだけ釣り上げた時はラッキーですし、一杯丸々のタコはかなりボリュームもあり、食べ応えも十分です。せっかくですので新鮮なタコ料理を一つ紹介いたします。

タコを調理する際、一番労力を使うのがぬめり取りです。どんな調理をするにもまずはぬめりを取りましょう。大きめのボールにタコを入れ、塩を大量にかけてもみ洗いをしてください。ある程度もみ洗いしたら流水で塩とぬめりを流してもう一度塩を大量かけてもみ洗いします。だいたい3~4回ほどでぬめりが取れるので、ぬめりが取れてからスタートラインですので頑張りましょう。

  1. タコの足を2本ほどお湯でサッと湯がく。
  2. 氷水にタコ足を落とし、冷えたら薄めにスライスカットする。
  3. 皿に盛り付け、塩をかけてからごま油をかける。

これ、本当においしいです ゆでる時はタコ足の表面だけ茹でるイメージで中は生のままでベストな状態です。好きな方はワサビをつけるとさらに美味しさアップしますよ。

最後に

場所によってはマダコ以外もタコの種類が釣れる場所もありますが、一つ注意したい点がヒョウモンダコです。大きさは10㎝ほどの小さいタコですが唾液にテトロドトキシンを含む大変危険なタコです。特徴としては、刺激を与えると体が明黄色に変わっていき、青色の斑点模様が浮かび上がります。そのようなタコを釣り上げたら直接触らずにリリースしてくださいね。

今まさに釣り時のタコをご紹介致しました。まだ10月ごろまで楽しめるタコ釣りですので、是非挑戦してみてください。

釣り歴4年程の新米パパさん釣り人です。元板前なので、美味しい魚料理もご紹介いたします。

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