
気軽にチャレンジできる堤防での釣りですが、その反面毒魚などの危険生物が釣れる事もあります。
今回はそんな毒魚や危険な生物たちをご紹介いたします。
どれも見た目に特徴のある魚が多いので、一度見て把握しておきましょう。
釣り歴10年以上。主にルアーでロックフィッシュ、シーバス、青物やってます。 釣るのも捌くのも食べるのも好き。 釣り以外にも筋トレやアウトドア全般も好きです。
アカエイ
引用: 釣りのポイント
アカエイは、トビエイ目アカエイ科に属するエイで、河口などの汽水域にも生息しているので、シーバスなどの外道として釣れることもあります。
アカエイの尾ビレの付け根付近には2本の強力な毒棘を持っており、海釣りで釣れる魚の中では最も危険と言われています。
釣れた場合は、無理にあげず糸を切ってリリースすることをおすすめします。
陸にあげて死んだアカエイを放置すると、他の人が踏んで怪我をする可能性があるので、できるだけ海に返すようにしましょう。
アイゴ(バリ)
引用: 釣りのポイント
アイゴは、スズキ目アイゴ科に分類される魚で、地域によってはバリと呼ばれたりもします。
全身のヒレ針に毒を持ち、刺されると数時間〜数週間激痛が続きます。
内臓が臭いと嫌う地域もあれば、非常に美味しいと言われている地域もありますので、持ち帰って食べる場合は、早めに締めて内臓を取り出すことをおすすめします。
また、バリの針の毒は死んだ後も消えないので、釣り場に放置しないことはもちろん、調理前にも必ず取り除くようにしてください。
ハオコゼ
引用: 釣りのポイント
ハオコゼは、カサゴ目ハオコゼ科に属する魚で、カサゴに似ていますが体調は10cm程度で、胸ビレと背ビレに毒があります。
とても美味しい魚ですが、最大でも12cm程度なので、毒の危険性を考えるとリリースした方がいいでしょう。
オニオコゼ
引用: 釣りのポイント
オニオコゼは、カサゴ目オニオコゼ科に属する魚で、背ビレには毒を持っており、刺されると激しく痛みます。
しかし、オニオコゼは食べる部分は少ないですが、とても美味しい魚で高級魚として流通しています。
オニオコゼの背ビレの毒も死んでも無くなりませんので、取り除いてから調理するようにしましょう。
ミノカサゴ
引用: 釣りのポイント
カサゴ目フサカサゴ科の海水魚で、観賞用として水族館でも人気の魚ですが、背ビレなどのヒレに強力な毒を持っています。
毒のあるヒレを避けて持つことが困難な場合は、糸を切ってリリースしましょう。
ゴンズイ
引用: 釣りのポイント
ゴンズイはナマズ目の海水魚で、体調は10~20cm、胸ビレと背ビレに強い毒を持っています。
ゴンズイは夜行性のため、夜釣りで外道として釣れることが多いと思います。
日本ではゴンズイを狙って釣る方はあまりいないと思いますが、海外や日本の一部の地域では好んで食べられているようです。
イシガキダイ
引用: 釣りのポイント
イシガキダイは、スズキ目イシダイ科に属する魚で、イシダイと並び磯釣りの対象魚としてとても人気のある魚です。
40cm程度までのイシガキダイはとても美味しい魚ですが、それ以降大きくなるにつれ味が落ち、シガテラ毒の危険性が高まっていきます。
シガテラ毒による食中毒では、主に神経系の症状が多く、重症の場合は1年以上後遺症に悩まされることもあるようです。
クサフグ
引用: 釣りのポイント
フグ目フグ科に属する魚で、堤防などの釣りで比較的よく釣れる外道として嫌われています。
フグに毒があることはほとんどの方が知っていると思うので、持ち帰って食べようとする方はいないと思いますが、フグは歯がしっかりしていて、噛む力が強いので注意してください。
また、クサフグの表面の粘液にも微量ですが毒が含まれています。
素手で触っても問題ありませんが、傷がある場合や触った手で顔を触らないように注意して、粘液はすぐに水で洗い流すようにしましょう。
ヒョウモンダコ
引用: 横須賀市
ヒョウモンダコとは、 マダコ科ヒョウモンダコ属に属する4種類のタコの総称で、体調は10cmくらいの小型のタコです。
温暖化の影響か、最近では関東近郊でも見られるようになりました。
フグと同じ毒を持ち、身の危険を感じると噛み付いてきたります。
噛みつかれると、最悪の場合死に至るとのことなので、絶対に触らないように注意してください。
また、近年ヒョウモンダコを食べてみたといった記事も見つかりますが、ヒョウモンダコの体からも同じ毒が見つかっていますので、絶対に食べないようにしましょう。
ウミケムシ
引用: 釣りのポイント
ウミケムシとは、環形動物門ウミケムシ科に属する生物の総称で、釣り餌で使うゴカイの仲間です。
見た目から触る方は少ないと思いますが、全身を覆う体毛に毒を持っているので、直接手で触らないようにしましょう。
毒魚におすすめのフィッシュグリップ
口にかけるタイプだと掴みにくいので、魚を挟んで掴むタイプのフィッシュグリップがおすすめです。
海の生物には、今回紹介したもの以外にも危険な生物がいますので、見たことない魚には注意して釣りを楽しんでください。
釣り歴10年以上。主にルアーでロックフィッシュ、シーバス、青物やってます。 釣るのも捌くのも食べるのも好き。 釣り以外にも筋トレやアウトドア全般も好きです。
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