キスの投げ釣りに挑戦しましょう。投げ釣りの釣り方や仕掛け、タックルやアイテム、また、キスを釣るための攻略法まで詳しくご紹介します。
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キスってどんな魚?
ここで狙うキスとは、どんな魚でしょうか。この魚は、岸近くの砂地に生息し、海底の砂虫などを尖った口で海水と一緒に吸い込むように捕食します。暖かい時期には浅瀬に上がってきますが、寒くなると深場へと移動する傾向があります。釣りの対象魚として人気があり、また、食材としても人気がある魚です。
キスの投げ釣りってどんな釣り?
キスの投げ釣りとは、キスをターゲットに仕掛けを遠くへ投げて、広い範囲を探して釣ります。同じよな釣りで、ブッコミ釣りがありますが、この釣りは投げて待つのに対して、投げ釣りはリールを巻いて魚を狙います。
キスの投げ釣りはいつできる?
キス釣りのシーズンは、地域によって多少の差はありますが、3月から11月後半ぐらいです。春先から釣れ始め、5月・6月がメインシーズンになります。また、少し難しいですが10月・11月に越冬するために食欲が旺盛になりますが、深場にいるため、100メートルから150メートルぐらい遠投しなくてはいけないので技術が必要になります。
キスの投げ釣りはどこでする?
キスは岸から近い砂地の海底に生息しています。このような場所を狙うために、堤防や砂浜などがメインの釣り場になります。砂浜などは遊泳中心で釣りが禁止の場所も多いので注意しましょう。
キスの投げ釣りタックルをご紹介
キスの投げ釣りは、非常に人気のある釣りのため、全てがセットになっているものが販売されています。このよなタックルセットで十分だとは思いますが、どのようなタックルが必要なのか、種類ごとにご紹介します。
キス投げ釣りタックル1:ロッド
ロッドは、どのくらい遠くに投げたいかによって長さが、変わってきます。ある程度近場を狙うなら、2から3メートルのシーバスロッドなどで十分です。100メートル以上の遠投をするなら3から4メートルのロッドが必要です。キスの投げ釣り用のロッドも販売していますので、こちらもチェックしてみてください。
キス投げ釣りタックル2:リール
キスの投げ釣りでは、2500番から4000番のスピニングリールを使用します。選び方のポイントは、PEラインが1号で100メートルほど巻けるもの、重さが軽いことなどがあります。軽くするために、遠投用としてドラグが無いリールも販売されています。
キス投げ釣りタックル3:ライン
おすすめのラインはPEラインです。強度があるため、ラインを細くできるので遠投がしやすくなるのと、長さで色が変わっているものを選ぶと、アタリがあった距離を確認するのに便利です。一般的には、0.8号ぐらいで大丈夫でしょう。
キスの投げ釣りの仕掛けとは?
キスの投げ釣りの仕掛けは、タックル同様に、セットになっているものが販売しているので、そちらを購入するのが簡単です。ここでは、そのセット仕掛けや個別の仕掛けについてもご紹介します。
キスの投げ釣り仕掛け1:セット仕掛け
投げ釣りで重要な天秤オモリから、針までセットになっているものです。安価なのと、手軽さも魅力のひとつです。初めての方にも、おすすめの仕掛けです。
キスの投げ釣り仕掛け2:天秤オモリ
投げ釣りで重要なのが、この天秤オモリです。この天秤オモリがないと、投げる際に仕掛けが絡まてしまいます。また、海底でエサをゆらゆらと動かすことが可能で、魚へのアピール力がアップします。浅場なら8から12号、深場へ遠投するなら15から20号がおすすめです。
キスの投げ釣り仕掛け3:力糸
力糸はあまり聞いたことがないかもしれません。ですが、投げ釣りには必要な道具です。道糸と天秤オモリの間に使用します。この力糸は、重いオモリを投げる時にラインを補強する役目があります。素材はPE、ナイロンなどありますが、初めての方にはナイロンの力糸がおすすめです。細い方の号数が道糸の号数と同じもを選びましょう。
キスの投げ釣り仕掛け4:スナップスイベル
この道具は必ず必要という訳ではありませんが、あると便利です。力糸と天秤オモリの間に付けます。これを付けておくと、仕掛けの交換が簡単になります。
キスの投げ釣りで使うエサ
キスが普段食べているのは、海底に生息しているゴカイなどです。そのため、最適なエサとしてはゴカイ(ジャリメ)やアオイソメ(アオムシ)などになります。釣具店で購入できます。また、生きた虫エサが苦手なかたには、人工のエサも販売されているので、そちらを選べば問題ないでしょう。
エサの付け方
針をエサの頭からまっすぐに刺していきます。仕掛けのトラブルの原因にもなるので、出来る限りエサはまっすぐに刺してください。針先はエサからだします。エサを付けたら程よい長さにカットします。このカットの長さはアタリなどの様子を見ながら調節しましょう。
エサ付けに困ったら
ゴカイなどのエサ付けが苦手な方は結構います。生餌を使用するので、良く動きますし、ぬるぬるして扱いずらいです。そんな時にはエサバサミを使用したり、ぬるぬるを取って扱いやすくする粉製品も販売しているので、困った時には使ってみましょう。
キスの投げ釣りの攻略法
キスをいかに釣るか。その攻略法をご紹介します。どんな釣り、どんな魚でもそうですが、釣るためにはコツがあります。このキスというい魚を釣りためのコツをつかみましょう。
キスの投げ釣りの基本的な流れ
まず、基本的なキスの投げ釣りの流れをご紹介します。
- 仕掛けにエサをつける
- 仕掛けを狙ったっポイントへ投げる
- 着底したら糸ふけを取ります
- リールをゆっくりと巻いていきます
- アタリがあったらその場で少し待ちます
- 波打ち際までしっかり巻きます
この流れをポイントを変えながら繰り返します。エサはこまめに変えましょう。
地形を感じ取る
魚のいる場所を見つけることが肝心です。リールを巻いていて少し重く感じたら、そこが坂(かけあがり)の可能性があります。地形の変化している場所に魚がいることが多いので、そんな時には少し待ってみましょう。また、地形の変化は、潮の流れや波のたち方でも読むことができます。
時合を見極める
魚には、時合という良く釣れるタイミングがあります。もちろんキスにもあります。朝マズメ、夕マズメ、潮の干満、潮の流れの変化など、良く海を観察しながら、そのタイミングを逃さないようにしましょう。
キスの捕食をイメージする
キスの捕食をイメージできるようにしておきましょう。この魚は、エサを小さな口で吸い込むように食べます。ですので、長いエサだとアタリがあっても針まで届いていない可能性があります。キスは早アワセは禁物です。また、アタリがあってもなかなかフッキング出来ない時にはエサの長さを短くしてみましょう。
釣ったキスの持ち帰り方
釣ったキスはせっかくなので、持ち帰って食べてみましょう。キスは痛むのが早いので、冷やして持ち帰りましょう。
持ち帰りに必要なアイテム
冷やして持ち帰るためには、やはりクーラーボックスは必要です。もちろん氷も持っていきましょう。
持ち帰る際の注意事項
魚を水につけて持ち帰ると痛みが早まります。キスも同じです。そうならないようにビニールなどに入れてからクーラーボックスへ入れて、水分に触れないようにして冷やすのがコツです。
釣ったキスの調理方法
キスは、焼いても煮ても、揚げても美味しい魚です。また、新鮮なものは、お刺身として食べることも可能です。この魚は高級魚としても知られるほど美味しい魚です。色々な調理を楽しみましょう。
キスの人気の料理とは?
キスの人気の料理は、やっぱり天ぷらと塩焼きでしょう。どちらも、ゆっくり火を通せば、小骨などは気にならずに食べることができます。キスの白身は、調理してもふわふわと絶品なので、是非、味わってみたください。
調理する際の注意事項
魚には寄生虫が体の中にいることが多いです。キスに関しては、寄生虫を見つけたという話はあまり聞きませんが、絶対にいないと断言はできません。調理する際には十分注意しましょう。
キスの投げ釣りの豆知識
キス釣りをしていて知っていると気が付く、ちょっと助ける豆知識があります。いろいろと豆知識はありますが、そんな中から2点をご紹介します。
投げ釣りでは、こんな魚も釣れる
キスの投げ釣りをしていると、キス以外の魚も釣れることがあります。コチやハゼ、エソや真鯛の稚魚も釣れます。この真鯛の稚魚は釣れだすと連続するので、投げるポイントを変更したほうが良いでしょう。
あると助かる竿ポール
仕掛けの交換や、魚から針を外す時に、ロッドを置きたくなります。ですが、砂の上に直に置くと、ロッドが傷ついたり、砂がロッドやリールに入ってしまいトラブルの原因になります。そんな時には、この竿ポールがあると非常に便利です。特に砂浜の釣りにはおすすめです。
キスの投げ釣りは楽しみ方が色々あります
キスの投げ釣りについて色々とご紹介してきましたが、この釣りの楽しみ方も色々あります。砂浜で仕掛けを遠投するだけでも楽しいですし、釣れればもちろん楽しいです。また、釣った魚を持ち帰って食べるの、また格別です。みなさんも是非このキスの投げ釣りを楽しんでください。
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