釣りや料理などで、馴染みのあるキスとはどんな魚でしょうか。知っていそうで知らなかった、キスの生態や種類、特徴や気になる釣りや料理についても、詳しく解説します。きっと何か新しい発見があるかもしれません。
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キスってどんな魚?
キスは、スズキ目スズキ亜目キス科の魚になります。釣りや料理でも人気の魚で、日本人にとっては非常に馴染みのある魚です。日本でよく釣りや料理で楽しまれているのは、シロギスと呼ばれる種類です。
キスの名前の由来
キスは、漢字で書くと鱚と書きます。由来は生直(キス)と魚を表すゴが合わさったキスゴと呼ばれていました、このゴの使い方はアナゴなどのゴと一緒です。このキスゴがキスに変化したようです。
キスと日本人との歴史
この魚は、生息地が人の住んでいる場所から近いこともあって、日本人と深く関わりがあります。古くから食材として使われいて、江戸時代などでは、高級品でお見舞いやお祝いの品として使われていたようです。500年前の書物にキスゴという言葉が出ていることが確認されています。
キスの生息地
キスがどのような場所で生活しているかご存知でしょうか?ここでは、キスの世界での分布や、生活環境について詳しくご紹介していきましょう。
キスは何処にいるの?
この魚は、南アフリカから日本、オーストラリアにかけて生息しています。インド洋から西部太平洋の海になります。稚魚のうちは河口などの汽水域などで生活する種類も確認されています。産卵期や温かい時期などは浅瀬に上がってきますが、寒い時期には比較的深い場所に移動します。
キスはどんな場所にいるの?
この魚は、岸から近い砂地を好んで生息しています。普段は海底を這うように生活している底生魚です。キスは臆病な魚です。船の影や釣りの仕掛けが落ちる音にも敏感に反応して、砂に潜ってしまいます。砂に潜って目だけを出して警戒します。
キスの生態と特徴
キスのあまり知らない生態や体の特徴、また、食性などについて詳しく解説します。料理や釣りに関しても、きっと役に立つ情報がありますのでチェックしてください。
キスの体の特徴
キスの体の1番の特徴は、そのきれいな体でしょう。海の貴婦人と言われるほどです。淡く透き通った体は本当にきれいです。砂地に生息しているので体色は砂に似ている模様があります。体は、細長く円筒形で口は小さく尖っています。身近なシロギスは体長30センチほどに成長します。
キスの種類
この魚は、大きく分けて5属の分けられ、その中で約30種類ほどが確認されています。代表的な種類は、代名詞ともなっているシロギスや、他にはアオギス・ホシギス・ダイオウギスなどが挙げられます。
キスは70センチにもなる?
キスの仲間には、最大で70センチのなる大型種のダイオウギスがいます。オーストラリア南岸に生息していてる固有種なので、日本にはいません。日本では最大で45センチのものが確認されています。
キス料理について
キスは塩焼きや天ぷらなどの料理が人気です。身は白身で、調理してもふわふわの食感が楽しめます。栄養価は、高たんぱく、低脂肪、低カロリーです。脂肪が少ないので、たんぱく質の吸収が良く、疲労回復や、低カロリーで代謝の促進が望めることなどから、ダイエットのも効果が期待できます。
キスの旬っていつ?
キスの旬は、春から秋と言われています。これは産卵前のキスが脂がのっていて美味しいとされているためです。ですが、一年を通して十分美味しく食べることのできる魚です。
キスの鮮度の見極めるには?
お店や市場などで購入する際の鮮度の見極め方についてご紹介します。目が黒く澄んでいて、体もぬめりが少なく、透明がかったものが新鮮です。少し白っぽくなっている魚は少し古いものかもしれません。
キス料理の注意点をご紹介
キスにも他の魚と同じように、寄生虫がいる可能性があります。火をしっかり通せば大丈夫ですが、生で食べる時には注意が飛鳥です。
キスの何処で買えるの?
この魚は、スーパーや魚屋などで購入が可能です。ほとんどが海外からの輸入になり、日本のものはほとんど見られないようです。キスは、鮮度が落ちるのが早い魚で、扱うお店が少ない理由のひとつと考えられます。日本での有名な産地は愛知県や香川県です。購入するよりも釣りに行ったほうが、入手は簡単かもしれません。
キスは釣って手に入れよう
この魚は、岸に近いところに生息していることもあって非常に人気のある釣りの対象魚です。堤防や砂浜から釣ることができ、初めての方やお子さんでも釣ることができる、比較的簡単な釣りです。代表的な釣り方をご紹介します。
キスのちょい投げ釣り
この釣り方は堤防などから、近場を狙て釣る方法です。テクニックはそれほど必要ないので、だれでも楽しめる釣りです。ただ、他の種類の魚も釣れることが多いので、キスだけを狙うのは少し難しいかもしれません。
キスの投げ釣り
砂浜などから、仕掛けを遠くに飛ばして釣る方法です。遠くの魚も狙うことが出来るので、釣果がいたい出来ます。上手くキスがいるところを見つけられれば沢山釣ることも可能です。遠投にが少しテクニックが必要ですが、コツをつかめば気持ちよく飛ばすことができます。
キスという魚をもっと楽しもう!
今回、ご紹介したように、キスという魚は、古くから人と深く関わりのある魚です。食材としては、入手しにくい点もありますが、釣りに行けば、比較的、簡単に釣れる魚のひとつです。興味を持たれた方は、是非、釣って、食べて、もっとキスという魚を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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