お魚七変化！飽きずに食べ切るアイデア詰め合わせ

あれこれ作るのって大変だから

リメイクレシピとは、料理の残りを活用して別の料理に作り替えることで、味付けを変えながら時短出来ます。今回はその解釈を広げて、味変を含めた食べ飽きない工夫をご紹介します。

また、今回の記事はベースの4品から1つを選んで大量に作ることにより、初回の作業工程を一通りで済ませるという狙いがあります。また、作る人が少しでも楽になるように、アレンジは市販品などを活用してなるべく簡単に作れることを心掛けました。そちらも注目しながら読んでみて下さいね。

お刺身リメイク

まずはお刺身から。出来ればサクの状態でぴっちりとラップに包むと乾燥や酸化を防ぐことが出来ます。

• 炙り
• 酢じめ・昆布じめ
• カルパッチョ
• しょうゆ漬け
• たたき・なめろう
• つみれ・和風ハンバーグ

皮を付けたまま食べる刺身は皮目をバーナーで炙ると、ただの刺身とは異なった香ばしさを楽しむことが出来ます。バーナーは千円程度で購入可能です。トップの画像は自宅で炙りしめ鯖にしたものです。

酢じめは、塩を振って出た水分を拭いた刺身に、寿司酢のような甘めの酢に一晩漬けます。しめ鯖が有名ですが、アジやイワシなど他の魚でも美味しいです。昆布じめは、乾燥した昆布の表面を日本酒で拭き、そこに刺身を置いてもう一枚の昆布で挟んで一晩寝かせます。これは淡泊な白身魚が向いています。

洋風アレンジならカルパッチョが簡単です。刺身にサラダ向けの野菜を添え、さっぱりしたオイルソースを作ってかけるだけです。これはサラダ用のドレッシングでも代用できます。

残ったお刺身は、出汁やニンニクを効かせたしょうゆで一晩漬けるだけでアレンジ完了。私はそれを丼やお茶漬けにするのが好きです。

お刺身やしょうゆ漬けが余ったら、たたきにしましょう。薬味をたっぷり加え、しょうゆや塩で味を見ながら最後にごま油をたらすとお酒のアテにぴったりです。漬けになっていないなら、しょうゆではなく味噌で味付けするとなめろうになります。なめろうはアジのイメージですが、他の魚でも美味しいです。

お刺身が余ると、心配になるのは鮮度ですよね。味も落ちますし、刺身にした翌日食べ切れなかったら、私は火を入れるようにしています。レシピサイトでつみれとハンバーグを同時に作っているレシピを見つけました。もちろんイワシでなくても代用できます。

いわしハンバーグ＆つみれ汁

焼き魚リメイク

今度は焼き魚です。塩焼きは焼く前に塩を振り、出た水分をふき取ってから焼くと魚の旨味が増します。この工程を自然乾燥させながらじっくり行うのが、干物ですね。

• 混ぜご飯
• 冷や汁
• そぼろ・ふりかけ

初日にまとめて焼いたら、焼き魚として食べない分は冷まして骨を取り除きましょう。この工程は少々手間ですが、作り置いておくと便利な食材になります。

混ぜご飯のために、炊き込みご飯を作りましょう。下記サイトの2ページ目のレシピをサケ無しで炊いて、炊き上がりに魚のほぐし身を混ぜてみて下さい。簡単で美味しいです。

覚えたら一生モノ！レシピいらずの炊き込みご飯を試してみた

または、暑い日や食欲のない日に冷や汁はいかがですか？私はこちらのレシピをよく使います。レシピではアジの干物ですが、アジ以外でも美味しいですよ。

すり鉢いらず！リピ必須の『冷や汁』レシピ

それでも余ったほぐし身は、めんつゆで炒め煮に。程よくしっとりするまで炒めたらそぼろとして、汁気が無くなるまで炒ればふりかけとしてご飯のお供になります。炒めるときにお好みでゴマや刻みショウガを足してもいいですね。

フライリメイク

アツアツのフライも定番ですね。中濃かウスターで好みが分かれると思います。タルタルソースも好きです。

• 大根おろし＆ポン酢・サルサソース・カレーヨーグルトソース
• フィッシュフライサンド
• 魚とマッシュポテトのオーブン焼き

そんな普通の食べ方に飽きたら、ソースをアレンジしましょう。大根おろしとポン酢など、さっぱりしたものが合います。タバスコの効いたサルサソースは、作っても市販でも。カレーヨーグルトソースは、ヨーグルトとマヨネーズ、カレー粉等を混ぜたものです。これらはそのまま食べてもいいですし、千切りキャベツとパンにはさんでサンドイッチにしても美味しいです。

それでも余れば衣ごと刻んで、マッシュポテトとレトルトのホワイトソースを混ぜ、とろけるチーズをかけてオーブン焼きにしましょう。簡単なのに、豪華でボリューミーな一品になります。これは臭みの少ない魚が向いていますが、もし少し臭みのある魚種なら、ホワイトソースの代わりにミートソースやドライカレーなど味の濃いものを使うと、臭みが紛れて美味しく食べることが出来ます。

から揚げリメイク

から揚げとレモンとビール！私は大抵これだけで消費してしまいますが…。

• 甘辛だれあえ
• 南蛮漬け
• 中華風甘酢あんかけ
• 卵とじ

味のバリエーションもつけたいですね。「名古屋風から揚げ」と検索して、甘辛だれの部分だけ真似しましょう。ゴマを振るとちょっとそれらしく見えます。

作る前から余りそうだと感じたら、南蛮漬けの用意もしておきましょう。揚げたてを甘酢に漬けるのが味を染み込ませるコツです。南蛮漬けが余ったら、ケチャップと砂糖を加えて汁ごと鍋で温め、水溶き片栗粉を加えてとろみをつけると、甘酢あんかけになります。

それでもから揚げが余ったら、親子丼のように卵とじにしてご飯に乗せましょう。味付けはめんつゆだけで簡単に済ませることが出来ます。

命を余さず、美味しく頂く

このように、リメイクやアレンジ次第で釣った魚は余すことなく食べられるので、決して捨てずに食べ切りましょう。今後機会があれば、詳細なレシピや更なるアレンジもご紹介していけたらと思います。