
先週末は風が強くて、思い通りに釣りが出来ませんでした。ただでさえ海辺は開けていて、風が強くなりがちですが、そんな時に気になってしまうのは、「こんなに風が強くて、釣れるのかな?」というところ。
今回は風の強い日になるべく快適に釣りをするための、工夫や注意点を調べてみました。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
そもそも、風の強い日に魚は釣れるのか
風の強い日は波が高くなります。海面が波によってかき混ぜられると、魚の活性が上がるといわれています。それだけでなく、海面が濁り、警戒心の強い魚が普段よりも良く釣れるようになります。そのため、大型のクロダイが釣れやすくなる、という話もあるようですね。また、漁港内や内湾などに逃げ込んでいく魚もいるようです。
つまり、強風でも工夫次第で十分釣りが出来るということですね。
どんな釣りが向いている?
強風で避けるべき釣りとはどんな釣りでしょうか?
- 遠投する釣り
- ウキ釣り
- 穴釣り
遠投する必要のある釣りは、正直お勧めできません。海に向かって真っすぐ追い風ならばうれしいのですが、横風だと思った方向に投げることが出来ませんし、向かい風だと全く飛ばずに翌日の筋肉痛だけお持ち帰り…ということになりかねません。
また、ウキ釣りをすると風や波でどんどん流されていきます。フカセやサビキ釣りなども、コマセがどんどん流れて行ってしまうので、普段よりも集魚効果が期待できないでしょう。コマセを固めに調整したり、潮の流れがなるべく緩いポイントを探してみると、上手くいくかもしれませんね。
穴釣りについては、テトラに波が押し寄せて根魚がどんどん奥へ隠れてしまいます。これでうまく針を深くまで落とせたらいいのですが、コントロールが効かずに狙った穴へ上手く落とせないこともあります。
それでは、強風時に向いている釣りはあるのでしょうか?
- 足元への落とし込み釣り
- ぶっこみ釣り
強い波によって、堤防際の貝殻やフナムシなどが海に落ちることがあります。魚もそれを知っているので、落とし込み釣りは上手くいくことがあるようです。先日、実際に落とし込み釣りでクロダイを釣っている方を見かけました。
また、ぶっこみ釣りであればあまり風の影響を受けずに済みます。この時、普段よりもエサを固めのものにしましょう。柔らかいものだと、着水してすぐ荒波にもまれ、針から外れてしまうことがあります。
様々な工夫
- 重めのルアーやオモリを使う
- シンプルな仕掛けを使う
- キャスト後のライン処理をする
- 風裏を探す
準備時点での工夫として、重めのルアーやオモリを用意することが挙げられます。投げる際に風の影響を受けにくくし、狙ったポイントのボトムへスムーズに落とせるという効果が期待出来そうですね。
また、手元でも仕掛けが風で煽られてしまうので、複雑な仕掛けは避けた方が無難です。シンプルな仕掛けを使うと、手返し良く快適に釣りが楽しめるでしょう。
ライン処理については、竿を下げて海水面に近づけたり、竿先を海に突っ込む方法が知られています。後者だと竿が錆びてしまいそうなので、私は竿を下げて上下に振って糸を送り込んでやるようにしています。
風裏と呼ばれる、風をよけられるポイントを探すのも賢い選択ですね。風向きを見て、風上に崖などの遮蔽物がある場所を選ぶと、比較的風の影響を受けることなく釣りが出来ます。
注意点もチェック!
下記は細かい注意点です。
三脚が倒れやすい
三脚を使う方は、風で倒れてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。釣り具店のブログで、三脚の正しい使い方とポイントを特集していました。一読しておいて損はありません。
風でものが飛びやすい
- 細かいパーツ
- タオル
- ゴミ・ゴミ袋
細かくて軽量なパーツは、風で飛びやすいため、注意が必要です。購入したばかりのパーツが吹っ飛んで消えていく…という悲しいことにならないように、道具を入れているケースのふたなどはきちんと閉めておくように気を付けましょう。
使用頻度の高いタオルも、うっかり飛ばされやすいものの一つです。私は100円均一のカラビナ付きタオルホルダーを愛用しています。ベルトやバッグにつけられるので、風で飛ばされる不安も、バッグを開け閉めする必要も無いので地味におススメですよ。
ゴミやごみ袋が飛んでしまうのも、一種の「釣りあるある」ですが、環境への負荷を考えれば極力避けたいものです。ゴミ袋を何かにぎゅっと縛りつけてもいいのですが、暗くなってから堅結びと格闘するのはしんどいですよね。私はいつも、リュックサックについているバックルにビニール袋の持ち手の輪を通して止めています。着脱が楽なところがお気に入りです。
身体が冷える
私が先日一番辛かったのがこれ、お腹が冷えてしまったことでした。季節が秋とは言え昼間はまだ汗ばむこともあるので油断していたのですが、風は想像以上に体温を奪っていきます。ウィンドブレーカー等の予備の上着を用意しておけばよかったと後悔しました。
もう風も怖くない!
あまりにも風が強く、危険性がある場合には、釣行を断念することも必要です。しかし、多少の風であれば少しの工夫で普段の釣りに近い楽しみ方が出来るかもしれません。
今後も色々試して、釣りの日でもベストなやり方を見つけていきたいと思います。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
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