![初心者でも出来る!FGノットをマスターしよう](/upload/2020/10/201028204828-60lktg.webp)
釣り糸の結び方(ノット)はたくさん種類がありますよね。今回はその中でも使用頻度の高い、FGノットの結び方を画像付きでご紹介します。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
FGノットはいつ使う?
FGノットとは、道糸に使用することの多いPEラインと、糸の先に使うリーダーとを結ぶために使用するノットです。ライントラブルにもなり難く、ルアーフィッシング、特に魚の引きが強いソルトルアーフィッシングで好んで使われるノットであるため、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
電車結びとどっちが強い?
以前のブログで、糸と糸を結ぶ初心者向けノットとして電車結びをご紹介しました。
では、今回のFGノットと電車結びとで、どれくらい強度が変わるものなのでしょうか。下記サイトに様々なノットの強度比較をしたレポートが掲載されています。
このレポートによると、FGノットの結束強度は8割前後、それに対して、電車結び(レポート内の表ではユニ・ノットと記載)については、結束強度がシングルラインは5割、ダブルラインは6割前後とのことなので、FGノットの方が2、3割強度が高いということが示されています。
もちろん、簡単に結べるのは電車結びなので、小物釣り等のあまりラインに負荷のかからない釣りをする場合は電車結びでも問題ないでしょう。しかし大物とのファイトを想定しているのであれば、より強度の高いノットを用いて、安心して釣りに集中出来た方が嬉しいはずです。場面によって、ノットを使い分けていきたいですね。
初心者にも出来るFGノット
それでは、FGノットの結び方を見て行きましょう。
用意するもの
まず、用意するものはこちらです。
- PEライン(画像では赤の毛糸)
- リーダー(画像では青の毛糸)
- ライター
画像では分かりやすくするために、赤と青の毛糸を使用して説明していきます。また、ライターについては後述しますが、リーダーの端を処理するために手順3で登場します。
手順1 リーダーにPEラインを編みこむ
まず、糸の置き方から見て行きましょう。PEライン(赤糸)を縦、その上にリーダー(青糸)を横に置きます。この時、PEラインの糸端が上、リーダーの糸端が右に来るように置きます。PEラインのリール側の糸は、マグカップなどの重しを乗せるか口で加えて固定します。
次に、編み込み方のイメージを押さえましょう。上記画像の星マークを右手で持ち、A、B、C、Dの方向に、PEラインの裏、表、裏、表の順で通します。これを行っているのが、下記画像の1から4です。
この画像の1から4の順に糸を通していき、糸を四方に引いて締めると、1目編んだ状態になります。この編み目を15目作ります。
写真はやや緩いのでリーダーである青糸が編み目からのぞいていますが、実際は、リーダーが見えない位しっかりと1目ずつ締めていきましょう。これで、手順1の編み込みの工程は終わりです。
手順2 PEラインの端を結ぶ
次に、PEラインの糸端を結んでいきます。これにはハーフヒッチというノットを使います。
ハーフヒッチを始めましょう。まず、先ほどまで下に出していたリール側のPEラインを、下記画像のようにリーダーの端糸の方(右側)に寄せます。これは、この二本をセットで扱うためです。そして結び目の中心に左手の人差し指を置きます。ここまでやった所が下記画像です。
次に、PEラインの端糸(画像星マーク)を人差し指の上を通して手前に置きます。これで、人差し指のところに輪が出来ました。
下に持ってきたPEラインの端糸を、右に伸びている二本の糸の裏をくぐらせて、人差し指の輪から出します。この輪をくぐらせる所まで行ったのが下記画像です。これを三方向に締めると、ハーフヒッチが完成します。これを5回繰り返します。
ハーフヒッチを5回やったら、エンドノットを作ります。エンドノットは、先ほどのハーフヒッチで輪をくぐらせる際に1度ではなく2度くぐらせてから締めるだけです。エンドノットはなるべく強く締めるよう意識しましょう。エンドノットを念のため2、3回繰り返して、手順2の端を結ぶ工程は終わりです。
手順3 リーダーの端を処理する
PEラインとリーダーの端糸を短く切って終わりとしても構いません。しかし、更に強度を増すためにリーダーの端糸の先を処理していきましょう。この時に使用するのがライターです。
リーダーを火で炙ると、炙った先端が熱で溶けて線香花火のように丸い球が出来ます。この球を結び目の栓の代わりにすることで、リーダーの端糸がPEラインで作った編み込みから抜けてしまうのを防ぐことが出来ます。ここからは便宜上、実物の画像を使用します。
上記画像のように、リーダーの端糸以外をまとめて持ちます。誤って他の糸を炙ってしまわないように注意しましょう。リーダーの端糸先端をライターで炙り、球が出来たら焦げないうちに冷まします。焦がし過ぎると球ごとポロっと取れて意味がなくなってしまうので、その場合は再度炙って球を作り直してください。炙った後の画像がこちらです。
この球による出っ張りが、PEラインの編み込みからリーダーを抜けにくくしてくれます。リーダーとPEラインの本線同士を、双方が動かなくなるまで引っ張りましょう。
これで手順3の工程も終了し、FGノットが完成しました!
次の釣行はこれでばっちり!
実際に結んでみるとやや手間ではあるものの、しっかりと編み込んで締めていくことで強度が高いことを実感出来ると思います。釣行前夜などの余裕のあるタイミングで準備しておくといいですよ。
私はこれで青物とかを釣ってみたいです…!皆さんもFGノットを覚えて、大物を狙いに行きましょう!
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
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