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スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

ルアー釣りのターゲットとして人気スズキ、ルアーマンにはシーバスの名前で呼ばれています。このスズキの釣り方は、ルアー釣り以外にも青イソメや、イワシやアジなどの小魚を生きエサとして使う釣り方があります。今回はもう一つの釣り方、藻エビという淡水エビを撒きエサと付けエサとして使うエビ撒き釣りをご紹介します。

ライターmanmal

釣った魚は自分で料理して振る舞うをモットーに関西で休日を中心に釣りをしています。釣果と腕はともかく釣り歴は長いです₍^^;。

エビ撒き釣りのターゲット

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

エビ撒き釣りのターゲットであるスズキは出世魚の一つで、その個体の成長具合で呼び名が変わります。

孵化して15㎝程度まではコッパ、1年魚まではセイゴと呼ぶのは関西、関東共通です。2年魚(50㎝前後)を関東ではフッコ、関西ではハネと呼びます。3年以降(60㎝以上)になるとどちらでもスズキと呼ばれます。その他の地方でも独特の呼び名はあるようです。

スズキは典型的なフィッシュイーターで、成長と共に捕食するエサは大型化していきます。イワシやアジ、小鮎など小魚だけでなく、エビ、カニ、イソメ類を捕食しています。春から夏場にかけては浅場や汽水域で盛んにエサを追い水温が下がってくると多くは深場に移り越冬しますが、船溜まりや貯木場などで越冬する個体もいます。

エビ撒き釣りのターゲットはスズキの若魚(2年前後)のハネとスズキ

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

エビ撒き釣りはまだエサとする小魚が少なく水温の低い2月から4月にかけて盛んにおこなわれたのが始まりで、寒バネ釣りとも呼ばれます。また、ターゲットがスズキと呼ばれるようになる手前の魚体を主に狙う釣りで、関西発祥のためハネのエビ撒き釣りの名前でよばれています。

護岸付近を群れで回遊するスズキ・ハネをターゲットにしていますが、一緒に回遊するセイゴやコッパ、中には単独で行動する大型スズキも釣れることがあります。

エサにするのは淡水に生息する藻エビですが、活発に動くのでアピール力が強く、釣法、釣り場によっては様々なターゲットが狙えます。ハネのエビ撒き釣りでは本来は外道として釣れるチヌ(クロダイ)やキビレ、メバルなども、場所によってはターゲットのできる釣り方です。

現在は、エサとする藻エビの流通経路が整備されていますので、場所を選べば1年を通して可能な釣り方です。

ハネのエビ撒き釣りの時期と場所

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

スズキは、孵化して群れでエサを求めて回遊します。その回遊範囲は他の回遊魚の様に広い範囲ではなく沿岸部から汽水域にかけてと越冬する深場などを定期的に回遊しているものといわれています。夜行性で夕まず目から朝まず目が良く動き回る時間帯とされています。明るい間は橋脚まわりなどストラクチャー付近でじっと潜んでいることが多いようです。

このエビ撒き釣りは、ハリに藻エビをかけ、その仕掛けの周りに5匹から10匹程度の藻エビを撒いて、回遊しているスズキを狙います。スズキが回遊するであろう根やしもりのある潮通しのよい場所を見極め、撒きエサをしてポイントを作り、移動せず釣り座を作ることとなります。ですから、足場のよい護岸や防波堤からの釣りとなります。

盛期は春と秋のエビ撒き釣り

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

船溜まりなど浅場で越冬するスズキは、水温の低い時期は日が出て水温が上昇する時間帯に行動することが知られています。4月くらいまではまだまだ活性が低いですから、この時期の釣りは難しく、それ故、逆に釣り人の心を熱くし寒バネ釣りとして人気が高いです。

4、5月がエビ撒き釣りの最盛期となります。冬場に産卵し孵化した小魚を狙って越冬して飢餓状態のハネやセイゴが活発に動き回り始める時期です。関西では渡船や釣具店がハネ釣大会を開催するのもこの時期で、泉州ハネ釣研究会が主催する大会は盛会で有名でした(残念ながら現在は開催されていません)。

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

アジ、イワシなどのエサとなる小魚がわく夏場はその群れを追って、スズキやハネが行動するため岸付近で寄せエサをするエビ撒き釣りは分が悪くなります。

エサとなる群れる小魚が少なくなるとセイゴや小型のハネは沿岸部にエサを求めて回遊します。この秋の時期はエビ撒き釣りのもう一つの好時期となります。越冬に向けて、また産卵に備えて荒食いをする時期でもあるので、秋が深まると脂ののっておいしい時期にもなります。一般に夏が旬の魚といわれますが、釣り人のいう裏旬にあたります。

エビ撒き釣りの道具

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

エビ撒き釣りでは少し道具が多くなります。整理して持ちやすいようにまとめ、釣り場まで運びます。釣りをしている最中は、釣り座を移動することはほとんどありませんが、コンパクトにまとめましょう。

タックル

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

エビ撒き釣りのタックルは、遊動浮き仕掛けを使用するタックルとなります。

竿

5m前後の磯竿1~2号程度をお勧めします。水深は場所によって異なりますが釣り棚としては撒きエサの効く3mくらいですから、遊動浮子仕掛けとなり、仕掛けの長さは1m以上となります。ですから、竿も取り扱いやすい長さが必要です。ターゲットが50㎝程度のハネですが、ハリにかかってから取り込みまでのやり取りを考えると最初は軟調のチヌ竿よりも中硬程度の磯竿が良いでしょう。

リール

2500番から3000番程度の中型リールでドラグ機能のあるものが良いです。上級者はレバーブレーキリールを使うこともありますが、少し強めにドラグを締めておけば良いです。ラインはナイロンの3号が標準です。できればフロートタイプの糸の方が糸ふけを取りやすいです。

仕掛け

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

釣り場につき、釣り座を構えてから仕掛けを作ることの多い釣りです。必要なものをすぐに取り出して、組み合わせられるように事前に用意していきましょう。

浮子

浮子は感度の良い棒浮子0.8号~2号くらいのものを準備します。潮の流れにのせて釣りますので棒浮子の方が流れに乗りやすく、アタリも出やすいです。朝まず目や夕まず目で浮子が見にくい時間帯ですからトップが見やすい色のものを選びましょう。夕まず目から半夜まで釣る場合はチヌ釣り用の電気浮子でも良いですね。関西ではご紹介した泉州ハネ釣研究会が作成した専用浮子が売られています。

浮子止め

遊動浮子仕掛けを組みますので、道糸に棚を合わせて浮子止めをセットします。ラインに合わせた浮子止めゴムが売られていますので最初はこれでよいと思います。慣れれば釣りをしながらでもセットができる浮子止め糸を使います。

スイベル

スイベルは水面から棚まで道糸が滑り落ちていき、棚に届いたときに仕掛けの落下を止め、浮子に魚信を送る役目をします。道糸の太さに合わせて滑りの良いものを選びましょう。

次は道糸に錘をつけるのですが、ここまで仕掛けを組んだ時、トラブル回避のための一つのポイントを加えます。

仕掛けを巻き上げたとき遊動浮子が錘のところまで降りてしまうと、長い棒浮子はハリスと絡んでしまうことが良くあります。こうしたトラブルを避けるために専用の絡まん棒というアイテムもあるのですが、なければ代わりに先ほどの浮子止めゴムまたは浮子止め糸を結んでおきます。

錘は浮子の負荷に合わせてセットします。ハリスが長めなので潮の速さによっては仕掛けが浮いてしまうことがあるのでガン玉を打つことがあります。また、風のある時は浮子が風に押されにくいように水上に出るトップを短くするためにガン玉を打ちますので、浮子と錘のバランスは釣り場でとりましょう。

ハリとハリス

フロロカーボンの1号から2号のハリスを矢引(80㎝程度)から一尋(1.5m程度)取ります。ハリは生きエサを使いますから細地のものがよいです。細地のチヌ針2-3号が良いでしょう。活きエビ専用針を売っているようなら8号前後を利用します。ハリとハリスは出かける前に何本か結んでおくとよいですね。

エサとエサ箱+α

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

エサ

エサはつけエサも撒きエサも淡水に生息する藻エビを使います。ため池や湖にも生息していますが、国内では琵琶湖産のものが主流です。釣り具屋さんや釣り人はシラサエビと呼んで売買されています。

1合枡一杯が500円~くらいで売られています。少し高価な部類のエサになるかもしれませんが、撒きエサが切れると回遊しているターゲットを足止めできなくなります。1時間の釣りで撒きエサ用に2杯の割合で用意し、加えて、つけエサ用に1杯を購入するのが一般的です。

エサ箱

エサは生きたエビですので、専用のエサ箱が必要になります。釣り具屋でブクブクという名称で、携帯用のエアーポンプと容器がセットになって売っています。あまり過密な状態になるとエビが弱ったり死んでしまいますので、使うエビの量に合わせた大きさのエサ箱が必要です。この釣りのベテランは、小型のクーラーボックスを改良してエサ箱にしている人が多いです。

ヒシャク

磯釣りなどでエサを撒くヒシャクによく似ていますが、エサ箱の中からエビをすくい、撒きエサをする道具です。プラスチック製で安価なものが売られています。つけエサをすくうためのネットは別に用意します。

その他の道具

竿置き

仕掛けを投入する前や、仕掛けを投入してからも撒きエサを行いますので、直にコンクリートや岩の上に竿を置かずにすむように竿を立てかけれるものを用意します。三脚式になったものやクーラーに取り付けられるものもあります。大事な竿が傷だらけにならないようにしましょう。

タモ

釣れた魚のサイズにもよりますが、せっかく釣れた魚ですから大事に取り込むためにタモは必要です。釣り場から水面までの距離に合わせてタモの長さを選びます。同行者があればタモ入れを手伝ってもらえますが一人での釣行の場合、軽くて取り扱いの楽なものが良いです。

ストリンガー

キャッチアンドリリースであれば釣りあげたハネをすぐにリリースということになりますが、せっかく釣った高級魚ですから持ち帰り食べたいものです。釣りあげるたびに締めて血抜きをしていたのでは地合いを逃すことにもなりかねません。そういう時にストリンガーを用意しておくと便利です。釣りをしている間、釣ったハネを水中で生かしておくことができます。

エビ撒き釣りの釣り方

釣り場についてから、寄せエサを撒き、仕掛けをセットし、釣り始めます。あたりがあったら、合わせて、かけて取り込むといった一連の釣り方をご紹介しましょう。

準備から仕掛けの投入

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

釣り場についたら釣り座とする場所を探します。釣りをしている間、移動を繰り返す釣りではありません。目の前から潮下にしもりがあるような場所が理想的、足場の良い場所を選び釣り座を決めます。

釣りはじめの準備はまず撒きエサをすること

釣り座を構えたら一番最初にすることは、ターゲットなるハネを寄せ、回遊の足止めをするためにエサを撒きます。ヒシャクにシラサエビを5匹から10匹程度すくい取り片手で蓋をしてヒシャクを振ってエビを気絶させます。これは、シラサエビが生きの良い状態では潜ろうとせず表層を泳ぐ習性をもつからです。少し弱らせて、元気に泳がず潮任せに沈んでいくようにします。

目標のしもりがあればしもりと淵の平行ラインの5mから10mくらい潮上をめがけて、2,3回エサを撒きます。

釣る棚を設定

そして、仕掛けを竿にセットし、竿を伸ばし、浮子をセットして、針に錘をかけます。そして、目標となるポイントの水深を測ります。水深が5m程度なら十分撒きエサがきく深さです。棚を一尋半から二尋(2mから3m程度)に設定します。もしそれ以上の水深があるようでしたら、水面からエサを撒く方法では撒きエサが効果が出にくいのでエサ撒きかごを使います。

棚が決まるといよいよエサをつけるのですが、その前にもう1回エサを撒いておきましょう。そして、できるだけ元気の良いエビを選び、頬掛けか尻尾のチョン掛けで針にかけます。なれるまでは尻尾のチョン掛けで良いでしょう。水中でもエビが良く動く様に掛けます。

仕掛けの投入

いよいよ仕掛けを投入します。狙うのは淵と平行に潮上にしもりの延長線上をめがけます。目標となるしもりが見つからない場合は淵から10m前後の沖合の潮上10mあたりを狙い仕掛けを投入します。

その後、リールはフリーのまま竿を置き、浮子をめがけてエサを撒きます。そして竿を持ち、糸ふけを取って仕掛けと撒きエサが同調することをイメージしながら仕掛けを流すラインを調整します。流すのは投入した場所から正面より潮下へ10mまでを目安にします。釣り座正面から左右45度の範囲を自分のターゲットとする範囲とするわけです。

途中、浮きを止めたり、軽く浮きを沈めてエサである活きエビが暴れて目立つように誘いを入れます。

撒きエサの仕方

途中あたりが出なければ、仕掛けを回収し、エサを付け替えます。エサを付け替える前に、最初と同じように仕掛けを入れるポイントあたりにエサを撒きます。撒きエサは一度に大量に撒くのではなく、流れに沿って帯状になり、しもりなどの障害物に溜まることをイメージすると良いです。

そして、付けエサは必ず一投ごとにごとに生きのよいエビにつけかえることをしてください。仕掛けを投入したら一投目と同じくエサを撒き、浮子をコントロールしながらあたりを待ちます。

合わせから取り込み

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

浮子の動きに普通でない動きが出るとアタリです。アタリを合わせて針に掛けて取り込みます。

前あたりと本あたり

アタリは浮子のトップが小さく上下したりふるえるような前あたりがあり、続けて浮子が水中に引き込まれるような本あたりが出ます。本あたりが出たら素早く竿を立てて合わせます。

漫然と潮の流れに任せていると、糸ふけが出たり余計なテンションでハリスが舞い上げられたりします。これは、あたりが出にくくなったり、合わせが効かないという状況を引き起こします。ですから、竿は手にもって仕掛けをコントロールするという意識が必要です。

セイゴクラスでは、前あたりがなく、一気に浮子を沈めるようなあたりを出すことがおおくあります。逆にスズキクラスになると前あたりのような小さなアタリで浮子を沈めることなくエサをとってしまいます。ですから、浮きの動きを注意深く見ることが必要です。違和感を感じたら少し持ち上げるようにすると本あたりが出ることがありますから、すぐに合わせを入れましょう。

取り込みから再開

アタリが出て、合わせが決まると竿を立ててリールを巻き、寄せてくるわけです。が、強引に引き寄せるのでなく竿の弾力でハネの強い引きをかわしながら魚をまず浮かせるようにします。このときスズキやハネは水面で体を折り曲げながらエラを張って暴れます。

これをスズキのエラ洗いと呼びますが、このとき鋭い刃物のようなエラで仕掛けが切られてしまうことがあります。このときはラインとスズキの位置を把握しながら竿を寝かせたり立てたりして仕掛けがエラにあたらないようにかわす必要があります。

これをかわして、手前に寄せてタモを出して取り込みは終了です。

タモ入れして地表にあげたら、すぐ針を外して竿を竿置きに置きます。

そして次にすることは。。。 エサを撒くことです。

この取り込みで群れが散ってしまいますから、すぐに撒きエサをして再度寄せることが必要です。釣り場について最初に行った要領で撒きエサをし、取り込んだ魚の処置をします。すぐに、締めて血抜きをし、クーラーに収めていると地合いを逃してしまうことになりますから、釣った魚は一旦ストリンガーにかけて、水中に入れ生かしておきます。

そして、釣りを再開するわけです。

後片付け

釣りを終了して、まず行わなければならないのは持ち帰る魚の処理です。ストリンガーにかけて生かしておいている魚は他の方法に比べてストレスは少ないといわれますが、リリースして元気に帰っていくことのできる個体は少ないです。持ち帰ることを前提としてストリンガーにかけてくださいね。

釣果の持ち帰り

持ち帰っておいしくいただいてこその釣りですから、釣り場でできる処理をします。ナイフで人間でいうこめかみアタリを刺して締め、エラからナイフを入れて血管を切ります。尾の少し前にナイフを入れ血管を切ります。この状態で少し体を折り曲げ血を出し、道具を片付ける間、もう一度水中に漬けておきます。

荷物を片付けている間水中で血抜きをし、最後にクーラーに収納して持ち帰ります。

まとめ

スズキのエサ釣り!スズキ・ハネのエビ撒き釣り

ハネのエビ撒き釣りという関西ではメジャーなスズキ釣りをご紹介しました。生きエサを使う釣りなので、コツさえつかめば初心者の方でも、高級魚であるスズキを釣ることができます。釣れたら、おいしく食べましょうね。

ライターmanmal

釣った魚は自分で料理して振る舞うをモットーに関西で休日を中心に釣りをしています。釣果と腕はともかく釣り歴は長いです₍^^;。

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