つい先日、堤防横のテトラからうっかり足を滑らせてずぶ濡れになり、恥ずかしい思いをしました。
丁度その時は干潮で波も無かったために事無きを得たのですが、もし簡単に上がれないような深場だったり、大きなけがをしていたらと思うと、今でもゾッとします。
そこで、今回は水難事故を防止するための対策と関連グッズについて、まとめてみようと思います。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
水難事故における釣りの割合
突然ですが、ここでクイズです。行為別に見た夏季の水難事故の中で、「釣り」は全体のどれくらいの割合を占めるでしょう?
下記資料を参考に、ランキングにしてみました。
- 水遊び : 27.1%
- 水泳 : 17.5%
- 魚とり・釣り : 15.2%
- 通行中 : 3.5%
- 作業中 : 2.4%
- その他(その他レジャーやスポーツ、救助活動等) : 34.3%
最も多いのは水遊びでおよそ27%、それに次ぐ水泳が約17%です。そして、水泳にわずかに及ばないものの、ほぼ同率の15%程度を占めるのが、魚とりや釣りでした。
水泳のように水に入るつもりで事故に遭う割合と、そのつもりが無いのに釣りに行って事故に遭う割合がほぼ同じという結果には、驚きを感じますよね。
釣り人必携の安全対策グッズ
それでは実際の備えとして、安全対策グッズを見て行きましょう。政府広報オンラインによれば、海釣りに最低限必要な装備として下記3つを上げています。
- ライフジャケット
- 防水パック入り携帯電話
- 釣り場に応じた履物
政府広報オンライン マリンレジャーを楽しむために安全対策を忘れずに!
これらに対応するグッズを、それぞれチェックしていきましょう。
ライフジャケット
まず、ライフジャケット着用は釣り人の義務だと考えた方が良いでしょう。
私は釣りを始めるまで、ライフジャケットと言えばオレンジ色のベストをイメージしていましたが、今はコンパクトでデザイン性のあるものが売られています。
ライフジャケットには、ベスト状のものとベルト状のものがあり、その中でも元から浮力材が入っているタイプと、手動で膨張させるタイプ、水を感知して自動で膨張するタイプの3種類があります。
大人は荷物軽減のためにコンパクトタイプ、子供には何もしなくても浮くように、浮力材が入っているタイプなど、着用する人にとって相応しいものを選ぶといいでしょう。
私が持っているのは下記リンクのもので、紐を引くとボンベからガスが入って膨らみます。更に、救助を求めるためのホイッスルも付属されているため、助けを求める時にも安心です。
私は今回は紐を引くに至りませんでしたが、これを付けていたから冷静でいられたという面も大きかったです。
防水スマホケース
また、防水パック入り携帯電話・スマホについては、個人的に盲点でした。
緊急連絡用に用意しておくことはもちろんですが、水没すると修理費や機種変更に数万円程度かかることがあります。
事故でただでさえ辛い気持ちのところに、想定外の出費があるのは避けたいものです。防水ケースは数百円~千円台程で販売されているので、保険として常備しておくことをおススメします。
滑りにくいシューズ
釣り場にもよりますが、テトラや磯など、藻が生えている場所はかなり滑ります。釣りに行くときは、シューズのソール(靴底)が滑りにくいものを履くことを強くおススメします。
調べたところ、トレッキング用のシューズを履いている方もいらっしゃるようですね。トレッキングシューズは山道を走る人用なので、防水効果や滑りにくさの点で釣りにも良いようです。
ただしお値段もそれなりにするので、私はワークマンなどのホームセンターで、耐滑性の高いシューズを購入しようと検討しています。
「ういてまて」というキーワード
最近の水難事故では、子供の溺死よりも、子供を助けに行った大人が溺死するパターンが多いそうです。
それは、子供たちが学校の水泳の授業で「ういてまて」と教わっているからです。近年、子供たちは背浮きと呼ばれる救助待機姿勢を学校の水泳の時間に教わり、暴れずに浮いて救助を待った方が、生存確率が上がるということを知っています。そのため、パニックになって助けに行った大人の方が、知識が足りずに溺れてしまうという悲しい事故が起こるのです。
背浮きの原理・やり方については下記サイトで紹介されており、動画もあって分かりやすいので一度確認しておくといいですよ。
NHK健康ch 水難事故の正しい対処法「背浮き」とは、水難救助方法もあわせて解説
自分が溺れたときも誰かが溺れているときも、「ういてまて」と言い聞かせる、と覚えておきましょう。
万一の備えは万全に!
今回は、水難事故防止対策やそのグッズについてまとめました。私自身「いつか落ちてしまうかも」という意識はあったものの、今回調べてみて自分の備えや意識が不十分であったことを痛感しました。
この記事を読んで頂いた皆様にも、大きな事故に遭遇してからでは遅いということをご理解頂き、是非しっかりと対策した上で釣りを楽しんで頂けたらと思います。
こんにちは。釣り女子・ビギナーのフクです。 ここ最近釣りにはまった超・ビギナーですが、初心者目線で、様々な情報を発信していけたらと思います。
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